点と点が重なって大きくなって ~伊野尾くんらじらー文字起こし~

伊野尾くんが優しいこと、頭の回転が速いこと、「人との対話力」により磨きを掛けてきたこと。そんな伊野尾くんの賢さ、凄さなんてそんなのもう分かっているつもりだったけれど。

全然、まだまだだった。

この日のらじらーの伊野尾くんは、何だかもう聞いていて鳥肌が立つような、洗練された一つ一つの言葉の発し方をしていて。

(私に限らずあの日のTL、伊野尾くんの凄さにひれ伏している伊野尾担続出だった)

ゼミ、めざまし、メレンゲ、らじらー、…様々な経験が積み重なり…伊野尾くんの言葉を借りるならまさに「点と点が重なって」、大きな個性であり、実力になっているなあと、素人ながらにも感じました。

 

これは、そんな日のらじらーを文字に起こしながら、凄まじささえ感じた伊野尾くんの記録と、私なりの感想文です。

 

2020.8.15 らじらー!サタデー 8時台

らじらー!×

#あちこちのすずさんwith広島

 

【概要】

★広島放送局三平さん、1945ひろしまタイムライン5名、福山工業高校の2名が参加

今日8月15日は終戦の日。戦後75年となりました。おととい8月13日の総合テレビの特番「#あちこちのすずさん」では、「この世界の片隅に」の主人公すずさんのように、戦争中もたくましく暮らした様々な方の体験を紹介しました。

今日の「らじらー!」では、また別の視点から「戦争体験の新しい伝え方」について考えていきます。

八乙女*また去年とは違って、知らないことが沢山ありましたね。

伊野尾*今回はリモートで広島の方々と繋ぎながら、ラジオをお届けしていきたいと思います。

※リモート

ただでさえ「音」での情報しかないラジオ。

そこにタレントではない、一般の方々(しかも結構な人数)がリモートで参加するこの企画。

NHKのアナウンサーさんが助っ人にいて、生放送でないとはいえ、いのひかへの圧倒的な信頼がこの企画が立ち上がったことだけで見て取れます。とっても誇らしい。そしてその期待に、いや期待以上に応えていくのです。

 

【今年も教えて!

             あちこちのすずさん】

エピソード紹介*

大正9年生まれのおばあさん。平成20年に89歳で亡くなりました。
戦時中、おじいさんが呉海軍工廠に勤めていた関係で、警固屋という地区に住んでいました。
当時は海軍工廠の方向を見ていただけで憲兵に怒られる状態だったそうです。
孫である私が小学生の頃、おばあさんがおじいさんからもらったというステンレス製の、何の飾りもない指輪を見せてくれました。
海軍工廠内で、仲間と遊び心でおばあさんを喜ばせるために作ったそうです。
厳しい時代でもこんなことがあったのかと驚きました。おばあさんはその指輪とともに静かに天国に旅立ちました。

 

伊野尾くん*

かなか我々だと聞き慣れない、海軍工廠発音これで合ってます?三平さん。『工廠』というのは、軍隊直属の工場。呉工廠では、戦艦大和を建造していたそうですよ。皆さんどうですか?その工場を見ていただけで怒られる。今はそんな状況で怒られることないですからね。平川くんいかがですか。ちょっとこんなお話ありましたけど。

平川さん*当時そこまで張り詰めていた状況だったんだなっていうのがよくわかります。

伊野尾くん*またいただいた指輪をずっと大事にしてたっていうのも素敵なお話ですよね。工廠内で作ったそうですよ。なかなか作れます?女性のためにそんなの。平川くん。

平川さん*いやー愛があれば作れるんじゃないですか。

伊野尾くん*あー、素敵な言葉。

単に「平川くんいかがですか。」と聞くのではなく、「皆さんどうですか?その工場を見ていただけで怒られる。今はそんな状況で怒られることないですからね。」と、考えを整理しやすいコメントをした上での質問がとても優しい。

なかなか作れます?女性のためにそんなの。」は、取材を受ける側(ここでは平川さん)との距離感を短時間でグッと縮めることのできるような、軽やかで親しみの感じられる問い掛け。

 

エピソード紹介*

私のおばあちゃんとおじいちゃんは戦争の前からずっと両思いだったそうです。
昔は結婚したい人と結婚できる時代ではなかったため、二人でたわいもない話をするのがとても幸せだったと言います。

しかし戦争が始まってしまい、二人は離れ離れに。お互いの消息もわからないまま、時は過ぎていくばかり。毎日不安に押しつぶされていたそうです。
しかし、戦争が落ち着いたある日、ばったり道で二人は再開したらしく、お互いの無事を喜び、ここからの人生に胸を大きく膨らまし、ずっと一緒にいようと心に誓い、無事結婚することができました。

 

伊野尾くん*

なかなかこう結婚したい人と結婚できる時代でなかったっていう一言で言えるのがまた衝撃ですけれども…。どうですか、高校生の皆さんこんな恋愛憧れるんじゃないですか。さきのさん、どうですかこんな両思いなんてお話。

さきのさん*偶然が重なるっていうのは、いいなと思いました。

伊野尾くん*

我々はさ、離れ離れになってたとしてもさ、今はSNSでさ、誰でも探せる時代かもしれないけど、この頃の人たちにとっては一度離れ離れになってしまったら会えるかも分からないし、下手したら、ねえ。戦争ということもあるから、生きているのか、亡くなられてしまっているのかもわからないし、そんなときに出会えたっていうのが、本当に奇跡ですよね。皆さん良い恋してますか。高校生の皆さん。誰も縦には首を振ってはくれませんでした…。恥ずかしいですかね。こんな感じでね、今日は皆さんに話をききながらやっていけたらいいなと思いますので。皆さんいろんなお話聞かせてください。

※さきのさんへのフリ

平川さんへのフリと同様、漠然と「どうですか。」と問うのではなく、「こんな両思いなんてお話。」とある程度話を限定して質問するところが「取材される側」の答えやすさを引き出しているなあと感じます。優しい。

※「この頃の人たちにとっては」

現代の生活を例に出しつつ、戦争の時代の人達の立場に自然と想像を膨らませる伊野尾くんの良さが現れているし、それを視聴者に伝わりやすいように熱く語ることができるのもすごい。本当に奇跡ですよね、という話の帰着点に、スッと引き込まれてしまう話術。

※高校生の皆さんへの声掛け

「皆さん良い恋してますか。」真面目に話したかと思えばこの軽やかな伊野尾節。このギャップが堪らないですよね、伊野尾くん。スタジオの空気が和んだだろうな〜と微笑ましい。スタッフさんの笑顔が思い浮かびます。こんな和やかに「皆さんいろんなお話聞かせてください。」なんて言われたら、何でも話したくなっちゃいます。(しかも相手はハチャメチャ顔が良い聞き上手)

 

【1945ひろしまタイムライン】

伊野尾くん*

これね、私は知ってます!今月の頭…先月末くらいですかね?ニュースで話題になっているのを見て、いやすごい取り組みだなと思って。

時事に通じている伊野尾くんは軽率に恋。彼、めざましに起用されてから、ニュースをしっかり見るようにしています。(本人談)

 

1945ひろしまタイムラインとは*

1945ひろしまタイムライン」は、1945年に広島で書かれた3人の日記をもとに、
当時どういう暮らしをしていたのかを75年前と同じ日付で毎日ツイートするという企画です。
被爆75年を迎える今年、若い人たちに“戦争”や“原爆”を身近な形で伝えようと、始まったプロジェクトです。

ひろしまタイムライン」のツイッターには、アカウントが3つあります。
①シュンちゃん:当時13歳で広島の中学生
②やすこさん:26歳の新婚。出征中の夫の実家住まい。初めての妊娠中。
③一郎さん:32歳の地元の新聞記者

今日はその「ひろしまタイムライン」の毎日のツイートを作成しているメンバーの中から、
シュンちゃん日記担当の、さきのさん、たけもりさん、にほさん。
やすこさん日記担当の、大河原さん、なおさんにお越しいただきました!

 

伊野尾くん*

いや本当に面白いと思います。
僕ここ最近で、結構一番驚いたなーと思って。
戦争のことって、勉強しようとか、学校の授業とかだとなかなか受け取りづらかったりしたりとか、
新聞の記事もなかなか読んでてもイメージが沸かなかったりすることって非常に多いかもしれないけれども、このタイムラインを通して情報が入ってくると、すごいすんなり情報も入ってくるし、当時の時代に自分がいるような感覚にも勿論なるし…
いやここで話しすぎるのもちょっとあれですね。ちょっと先進みますか。色々聞けるのが楽しみです!8月6日の原爆投下を境にこの3人がどうなるかというのも気になりますね。

※取り組みの素晴らしさを具体的に理由も添えて熱く語る伊野尾くん。どれだけ感動したかがこの部分だけ聞いてもよく分かります。「話しすぎちゃった!」みたいに急に引き下がるところが可愛い。時々言葉が溢れて止まらないように語る伊野尾くん(例:建築物)、テキトーに見えて深く物事を考えている伊野尾くんが垣間見える瞬間です。

 

シュンちゃんの4月20日の日記原文

【英語は中学に入って新しく出来たものである。
「起立」「着座」「礼」等を習う。少し面白い。
教官は帰へられるときに「グッドバイ、ボーイズ」と言はれたので、「グッドバイ、スー」と僕等は言った。
英語と言ふものは難しくはあるが、なかなか面白いものである。
何だか英語が好きになったやうな気がする。頑張らう。】


この日記をツイートしたもの

【中学に入って新しくできた英語の科目。
今日は、「起立」「着座」「礼」を習った。
聞きなれない独特のカタカナの発音が面白い。
教官が帰られるとき「グッドバイ、ボーイズ」と言われたので
僕たちが「グッドバイ、スー」と答えた。
次も頑張ろう。】

光くん*ツイートっぽくなってるんだ!
さきのさん*単なる現代語訳にならないようにすることと、私たちの価値観を盛り込み過ぎないように、日記に書かれていない思いも表現できるように。日記に書かれている事を、実際体験してみることもしました。

伊野尾くん*

すごい、ほんとに一つ一つのツイートに緊張感をもって…でもたしかに、さきのさんのおっしゃる通りで、そこの難しさってたしかに相当大変なことなんですね。

※伊野尾くんは話を聞き取りながら要約する力にも長けていると思うのですが、それがよく現れている場面。さきのさんのたくさんの想いを、「一つ一つのツイートに緊張感をもって」というワードであたたかく受け止めた上で全てを「おっしゃる通りで」と包む優しさを感じます。

 

やすこさんの5月30日の日記原文

【早昼を召上っておば様は緑井へいらっしゃった。
そのあと夕方の仕度をしてから恰度(ちょうど)柴田さんで疎開の荷物を御出しになるので
お忙しかったので兵隊さんのおやつを作るお手伝いをしたり
何やかやでごたごたし夕方は又配給が三つもあり多忙を極めた。
それでもそうひどく疲れもせずすっかり終り
台所もきれいにした処へおば様がお帰りになって
折尾から来ていたお手紙と東京からの葉書を持ってかえってくださったので早速読んだ。】


この日記をツイートしたもの

【朝からご飯の支度、柴田さんの疎開の準備や兵隊さんのおやつ作りのお手伝い、夕方には配給が3つも!
なんとも多忙を極める一日でしたが、あまり疲れず、台所のお掃除もできました!
そんな私へのご褒美なのか、旦那さまからお手紙が来ました♡】

 

伊野尾くん*こちらは絵文字がついていますね!どうしてこちらのアカウントは絵文字がついているんですかね?

大河原さん*結構話し合って決めたんですけど、現代の妊娠中だったり子育て中の女性の方に共感してもらいたいと思い、絵文字をつけました。

伊野尾くん*

たしかに絵文字がつくことによって本当に今リアルタイムにやすこさんっていう方が実在していて、ほんとにこういう人が呟いてるのかなってそんな感覚にもなりますよねー。そう思うと、なんか、今暮らしている方々と、当時の方々、思うことだったり考えることだったりちょっと似ているのかなと思ったりとかもしますね。他にもこうやすこさんのツイートの特徴とかはあるんですか。

大河原さん*新婚なのに離れて暮らす旦那さんへの思いや家事の忙しさ、お腹の子への思いをうまく表現できるように作りました。

※今と、戦争のあった時代の方々の「思うことだったり考えることだったりちょっと似ているのかな」という視点は、昨年の「あちこちのすずさん」企画からの大きなテーマのひとつ。それが頭に入っているからこそのこのコメントだったのだろうな、という想像ができます。


【参加者がどんな事を感じているか】

なおさん*自分も結婚したばかりで、

いのひか*おめでとうございます!

※ここでサラッとお祝いの言葉を差し込むいのひかの育ちの良さと礼儀正しさ!

なおさん*やすこさんチームが、やすこさんと同じくらいの年代の、そのような方で作っているので多くの女性の方に共感してもらえるように作っています。やすこさんも含めて4人で女子会をしているような感覚。だから8月6日が迎えるまでにとってもつらかった。

伊野尾くん*

ほんとにそうですよね、タイムラインで3人の毎日が流れてくることによって逆に没入感がすごいですから、この人たちがSNSを通して実在しているように感じるから、それこそ8月6日を迎えたときにどうなってしまうんだろうっていう気持ちにもなるし、こういうやすこさんの明るい日常があるからこそ、僕たちと変わらないところがある中で、やっぱりつらい心情が出たりしてくるわけじゃないですか。それが胸に刺さるというか…いやー、ほんとにこう大変な中Twitterの呟きを精査して作ってくださっているんだなあっていうのも改めて感じますけれども。改めて難しさとかもありますか。

大河原さん*一つ作るにしても調べ物をしたり、ご家族の方に聞き取りを重ねて、誠実に作っていこうと決めています。

※ここの伊野尾くんのコメント、本当に秀逸。

タイムラインに流れることによる効果をまず「没入感:他のことが気にならなくなるほど、ある対象や状況に意識を集中している感じ。特に、音楽・映画・ゲームのほか、バーチャルリアリティーVR)などで体験する感覚についていう。」という言葉で表現した上で、先ほども出てきた昨年度からの視点「僕たちと変わらないところがある中で」に立ち、だからこそつらい心情が胸に刺さる、という等身大の伊野尾くんの感想を述べている…咄嗟に出したとは思えないほど、何かのコラムに吟味して書かれた文章のようなコメント。伊野尾くんの賢さがとてもよく表れています。日頃から一つ一つの物事を噛み砕いて納得して自分の中に落としているんだろうなあ…。

 

伊野尾くん*シュンちゃんチームは高校生がツイートしてるってことですか?

にほさん*8月6日は特別な日だと認識して作っているので、その日が近づくにつれてフォローしてくれる方が増えていくので、期待に応えないと。シュンちゃんの体験した事を自分たちも体験しました。8月6日に、シュンちゃん行かないで!と言われることもありました。

伊野尾くん*これお三方はもともと実在されている方々なんですよね、かつシュンちゃんさんはまだ生きてらっしゃる。

(実際に本人にツイートを見てもらっている)

伊野尾くん*

だからこれだけリアリティがあるというか、感情移入する方々がたくさんいらっしゃるということなんですね、これだけの苦労があるからこそ。お三方の生活は8月15日で終戦ですけどまだまだ続いてくってことですよね。終戦後の3人の生活も気になるところですから、これからも我々ね、1945ひろしまタイムライン、見守っていきたいと思います。

 

福山工業高校

VRで街並み再現」

福山工業高校・計算技術研究部では、
CGで被爆前と後の広島市の街並みを再現し、
それをVRでリアルに体験できるシステムを製作しています。
きょうは、その計算技術研究部の部長・平川聖央さんと
副部長の柿原唯人さんにお越しいただきました。

 

伊野尾くん*すごいですねまた。この取り組みも。街並みの再現をこれ、部活ってことですか?すごいね部活動でそういった取り組みをやっているんですね。

 

ーいのひかVR視聴後ー

伊野尾くん*内部まで結構細かく再現されているんですね。すごいリアルなCGですね!これがVRで見れるってことですもんねだから見渡せるってわけですもんね!

光くん*ここまで作るのにどれくらいかかったの?
平川さん*5年くらいです。先輩の代から引き継いで、現在部員は35人くらいです。

伊野尾くん*平川くんと柿原くんの代では主にどういった作業をされてたんですか。

柿原さん*中島本町です。

伊野尾くん*あーなるほど。当時のお写真とか残っていない部分もあったりするじゃないですか、そういったところかなり大変なんじゃないでしょうか。

平川さん*被曝者の方々にお話を聞いています。

伊野尾くん*すごい。それを高校の部活動でやってるっていうのがまた…

光くん*すごいね

伊野尾くん*建物一つデータ作るのにどのくらい時間かかるんですか。

平川さん*数ヶ月とか…

伊野尾くん*なかなかすごい取り組みですよね。

伊野尾くん*当時の方々も映像見たりするじゃないですか、感動するんじゃないですか。
平川さん*この前体験してくださった方は、終わった後に「つまらん世界に戻って来た」と言ってくださって本当にいる感覚を味わっていただけて嬉しかったです。

※この部分では伊野尾くんの質問力の高さを感じます。もしかしたら台本にある程度は用意されていたかもしれないけれど、これは伊野尾くんのアドリブだろうなという質問があったり、質問の仕方が柔軟であったり…めざましでのロケが効いているなあと感じます。

例えば、代々引き継がれてVR作成をしているという話を聞いた際、「平川くんと柿原くんの代では主にどのいった作業をされてたんですか。」というのは出演者に焦点化する伊野尾くん咄嗟の質問だったのかな、と。

大変さを聞く時には当時の写真がない時の大変さに絞ったり、データ作りにかかる時間を聞く時には「建物一つ」作る時間と限定したり、体験者の感想を聞く時には「当時の方々」と対象を示したり。

大雑把でない、焦点を絞った質問をすることで答える側も悩まず答えやすくなるのだろうな、とインタビュースキルの高さを感じました。一つ一つの質問が淀みなく、かといって矢継ぎ早というわけでもない柔らかい雰囲気。自担という贔屓目抜きに素晴らしいです。

 

柿原さん*お子さんだったりしたら怖いって泣いちゃったりして。

伊野尾くん*

怖さを伝えるっていうこともなかなか難しいところもある中でそういったのもきちんと伝わるっていうのは子どもたちの今後の、戦争を知らない人たちに伝えるっていうのはすごい一役になっていると思いますね。

※「戦争を知らない人たちに伝える」という言葉、この時だけでなく、伊野尾くんのあちこちのすずさん企画の端々から伺えます。ブレない使命感

 

光くん*伝え方は違うけど、タイムラインチームはどう思いますか?
たけもりさん*実際体験したんですけど、原子爆弾が落ちてくるところもあって、それがすごく怖かったです。とてもリアルでいい取り組みだなと思いました。

伊野尾くん*

VRっていう技術を用いることによって、よりリアルにというか、すごい身近に感じて、よりこう戦争だったり歴史だったりすることに、とか、学ぶ意欲というか、知らなきゃいけないんだなーっていう風な意識になりますよねー、でも大変なん…っこれ部活動ってすごいな、工業高校ならではだなという感じがしますけれども。ただCGで街並みを作るのとはやっぱり違った難しさがありますか?この広島の街を再現するということは。

 

エンディング

~伊野尾くんコメント抜粋~

VRもね、もっともっとね宣伝したらたくさんの人見てくれそうな感じがしますから今日のらじらーでね、知ってくださった方もたくさんいると思うので。VRはほんとに体験してみたいねあれは。

・戦争経験者から直にお話を聞ける人たちもいなくなってしまってこれから生まれてくる子たちがどういったところから戦争を学ぶんだろうって考えたときにやっぱり学校の授業だけじゃ多分足りない部分ってたくさんあると思います。そういったところをこういったね、VRの活動だったりとかタイムラインの活動が、きっとこう伝えてく、僕らがこう伝える人にならなきゃいけないんだなって改めて思いますし、そういった方々の心にね、何かこう届くんじゃないかなという風に僕も改めて思いました。

※「僕らが伝える人にならなきゃいけない」という使命感、あちこちのすずさん企画でずっと伊野尾くんが持っているものなんですよね。それを「僕らは幸いこの仕事をしていて伝えるという土俵がある」(画像参照)と、それが「幸い」だと言い切れる伊野尾くんが本当に格好良いし、天職だなあと思う。伊野尾くんがこの、大勢に伝える土俵にいることで救われている人たちがたくさんいるよ。本当に伊野尾くんがいて良かった、この仕事で良かった。

f:id:kei622:20200823224259j:image

・それこそ戦争×Twitterていう取り組み、そこに絵文字だったりするとね、やっぱりこうまあ叩いてくる人だったり不謹慎だって言う人だったりはね、どんな取り組みしても言ってくる人は言ってくると思いますし、でー、でもそれだけ革新的な取り組みだと思うし、僕個人的にはほんとに素晴らしい、発明といってもいいくらいのTwitterの新しい取り組みの仕方だなあと思うので、頑張ってくださいほんとに。応援してます。

※「どんな取り組みしても言ってくる人は言ってくる」という達観した考え方は伊野尾くんの「世の中にはいろんな人がいるし、その人たちがいろんな考え方をしているんだから、それをいちいち気にしていたらたいへんでしょ。」(画像参照)という考え方にも通ずるものがあります。その上で、言ってくる人がいることをそれだけ革新的な取り組みであり、発明といってもいいくらい、と称賛する伊野尾くんの考え方が伊野尾くんらしくて大好きだなあと思いました。とっても前向きで、背中を押してもらえる言葉。注目には、良くも悪くも「人の目」がつきものだって、アイドルだからこそ知ってしまっているものね。何気ないようで重みのある言葉がとても印象的でした。

f:id:kei622:20200823230216j:image

 

あとがき

伊野尾くんの芯のブレなさ、学びを止めず経験を自分の力に変えて吸収するところ、それをちゃんとアウトプットして次の仕事に繋げるところ。そんな良さがたっくさん詰まったラジオでした。らじらーで伊野尾くんを起用したNHK、本当に先見の明でしかない。

 

伊野尾くんが新型コロナウイルスに感染してしまって、きっと本人が一番精神的に苦しいはずなのに、何もできない自分が歯がゆくて、とにかく伊野尾くんのカッコイイところを記したい!と書き殴りました。あのね、書いても書いても伊野尾くんの凄いところ、止まらなかったよ、改めてこれからの伊野尾くんの活躍も楽しみで仕方ありません。

 

そして伊野尾くん。改めておかえりなさい!!!重症化せずに戻ってくることができて、本当に本当に良かった。格好良いを更新し続ける伊野尾くんがやっぱり大好き。これまでもこれからも、好きでいさせてください。それだけで私は幸せです!